2011年9月27日
仕事を
「遅かったね。」彼が、疲れた顔で言った。
「ごめんね、だって同僚に薄毛の彼ができたっていうから話をきいていたの。」
「・・・・・。先週もそんな話をしていなかった?」
「あぁ、それは別の同僚。今日は、ひとつ年上の同僚。」
大きくため息をつく彼。
「あのさぁ、明日は、ひとりで帰れるかな?仕事を抜けられそうにないんだ。」
「えぇ~っ?私、車を持っていないんだよ。家に帰れないじゃん。」
「バスで帰ってくれないかな・・・。」
「私に恥をかかせるつもり?同僚達になんて言えばいいの?」
「・・・・・。」
彼は、営業の仕事をしている。
だけど、ちょうど夕飯時は一度仕事がヒマになるので、私を家まで送ってくれている。
『優しい彼で羨ましい。』『うちなんて、甘えるな、勝手に返って来いって言うよ。』って、
同僚にうらやましがられているのに・・・。
お迎えなしだなんて、
『育毛剤したの?』とか『別れたの?』とか言われちゃうかもしれないじゃない。
何だか最近疲れているみたいだけれど・・・。
私に飽きちゃったのかな・・・。
出会ったころは「仕事なんかどうでもいいよ。少しでも一緒にいたいんだ。」って、
私が迎えに来なくても大丈夫だっていっても着てくれていたのに・・・。
あぁ・・・、どうしよう。
Filed under: 体験談 — admin 6:35 PM
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